2号機(平成14年9月21日)
製 作 編 |
今回1段目にしたのは前回と同じ練炭七輪 を加工してペール缶に入れて使用した。 左が今回使用した七輪とほぼ同型の七輪(写真を撮らなかったのでWebより引用) 右はふちを削った後の七輪。 |
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加工した七輪の断面図 水色の部分を削り2段目の植木鉢の径にあわせる。 上部より8センチくらい下のところに傾斜をつけて穴を開け、羽口とした。径は鉄パイプの太さで今回は25ミリぐらいだったと思う。 七輪の通気口をそのままノロ出し口として使った。 底に傾斜をつけノロを流れやすくするために粘土を盛った。 |
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前回使用したペール缶にノロ出し口付近まで砂を入れ、加工した七輪を入れる。2段目との重なりの為七輪の上部がペール缶から3センチぐらい下がるようにした。 ノロ出し口にコの字のカバーを設け、その周りに粘土を盛り、すき間に砂を詰めた。 |
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2・3段目は前回使用したものをそのまま使用した。 その写真と構造。 |
操 業 編 |
8時19分 | 火入れ | |||||||||||||||||
8時52分 | 高炉を乾燥・加熱 右に見えるバット?は立派な送風管 ブロアの電圧 40V |
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9時15分 | 1回目原料投入
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9時24分 | 2回目原料投入 下の写真は粘土でふさいだノロ出し口。その右の穴は特許?のスリーセンサー(ノロの溜まり具合・炉内温度・炉内圧力がわかる。でも、今回はノロセンサーが働かなかったので改良の余地あり。本当はただの穴(笑)) |
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9時33分 | 3回目原料投入 | |||||||||||||||||
9時39分 | 4回目原料投入 | |||||||||||||||||
9時46分 | 5回目原料投入 R研究助手(5才)が撮影。 送風機−送風管−羽口の関係がよくわかる。 |
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9時56分 | 6回目原料投入 羽口側から撮影。これもR助手撮影。 |
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9時58分 | 7回目原料投入 | |||||||||||||||||
10時06分 | 8回目原料投入 原料を量るT研究員。 右下の黄緑色の物体は送風機(ブロア)の電圧を変えるためのスライダック。 |
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10時11分 | 1回目ノロ出し 最初は硬めだったがかき出しているうちにやわらかくなった。量は少ない。中にはケラらしいものは何もない。 |
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10時23分 | . | 9回目原料投入 | ||||||||||||||||
10時24分 | . | 10回目原料投入 | ||||||||||||||||
10時26分 | 2回目ノロ出し ノロはきれいに出たがケラの姿は以前見えず。今度は失敗か? 感動の瞬間を動画でどうぞ。 |
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10時42分 | 3回目ノロ出し | |||||||||||||||||
10時55分 | 原料投入が終わり炉内の炭の量が減ったせいか炉内圧力が下がりスリーセンサーから出る炎の勢いが弱くなったため炉頂部をレンガで塞ぐことにした。 結果的にこれが今回の成功の鍵となり大発明?となった。 |
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11時20分 | 解体 中心の赤いのはケラの塊。 上のパイプは羽口。 七輪とペール缶の間にあるのは2段目との隙間を埋めた粘土。 水蒸気の中、姿を現したケラ。 |
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11時51分 | 操業終了 出来たケラ(鉄)1.7キロ 拡大 |
ま と め |
前回とほぼ同じ炉で同じ操業方法で操業してみた。進歩がないと言われれば返す言葉がないが今回の操業では得るものがあった。 今回の操業で得たもの 原料投入後の炉内圧力の制御 今後の課題 操業中の炉内圧力の制御 スリーセンサーの改良 ノロ出しまでケラが出来なかったことの解明 操業効率の向上 最後にご支援ご協力を賜りましたT研究員に感謝の意を表します。 (私は炉を作っただけで何もしていません。アッ写真撮った(笑)) |